<人>がブランド

社員インタビュー

営業・意匠設計 愛澤 雄一  
富山エクセルホテル東急(改修/意匠設計(内装、アプローチ)・施工・FF&E)

アイデアや知識、経験を組み合わせて、魅力的なデザインを生み出していきたいです。

-改修の内容、コンセプトとは?

JR富山駅前に立地する「富山エクセルホテル東急」の全館リニューアルプロジェクトにおいて、内装、アプローチの意匠設計、施工及びFF&Eを担当しました。

コンセプトは、“富山の文化・風土に包まれた和モダンホテル”です。

開業以来25年、地元富山と共に歩んできた駅前を代表するホテルであることから、戦略目標をクライアント様と共有することを大切にしながら、富山を象徴する文化・自然・歴史を随所に取り入れた空間を作りました。

外からガラスギャラリーを見たところ。ガラス工芸の魅力を発信する新たなコミュニティースポットに

-こだわったポイントは?

エントランスは、ホテルの玄関口として相応しい佇まいをつくりながら、いかに富山の新しい風景に貢献できるかを基点としてデザインしました。

照明を効果的に配して存在感、視認性を高める演出や、駅前通りに面する1階ロビーに新設したガラスギャラリーでは、近年注目されている富山のガラス工芸品をホテル内外から鑑賞することが可能です。鑑賞を通じた交流や、イベントを促進して活力あふれる駅前の風景へ貢献したいという想いをこめました。

ロビーは、ダイナミックな吹抜けを活かしながら上質で重厚感あふれる空間に。立山連邦をイメージした水墨画風のクロスや、立山連邦に生息するコバイケイソウの花をモチーフにデザインした特注の水墨柄のぼんぼり等で富山の自然美をとりいれ、和モダンのデザインに融合させました。

開放感あふれるロビー。立山連邦をイメージした水墨画風のクロスやコバイケイソウの花をモチーフにした特注のぼんぼりを設置

ラウンジはソファーをゆったり配置して優雅な雰囲気に。ガラス工芸を設えて重厚感を演出

エレベーターホールの壁面には富山の自然や祭事のフォトパネルを設置

客室やエレベーターホールは、旅のワクワク感や、自然に囲まれているような安らぎを感じられるように演出しました。

エレベーターホールのカーペットは、富山市の草花に制定されているアザミとひまわり、富山湾上に浮かぶようにそびえる立山連峰を表現した大胆なデザインです。

客室の葉っぱのアートワークはゲストを癒す効果を狙いました。
家具やファブリックはシンプルにまとめて樹木のデザインを引き立てたところもこだわったポイントです。

24.1㎡のエクセルツイン

-印象に残っていることは?

企画提案から始まり、コンセプトの作成、デザイン、設計、施工管理まで全てが貴重な経験となりました。

クライアント様からは、「地域との融合によって、エクセルホテルブランドの今後の方向性のモデルとなるリニューアルになった」と好評化をいただくことができました。また、「顧客満足度が上がった」とも伺い、とても嬉しく思いました。

日頃から多くの情報に触れ、アイデアの素を蓄積して、それらを自分の持つ知識や経験と上手く組み合わせることで魅力的なデザインを生み出していきたいです。

 

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